イヤイヤ期。
早ければ1歳半頃から始まるはじめての子どもの反抗期。
現在、お子さんがイヤイヤ期真っ只中というお母さんも多くおられると思います。
今回は、私が子供のイヤイヤ期を体験してどのように乗り越えてきたか、そして、どのようにポジティブに気持ちを切り替えてきたのかお話していこうと思います。
イヤイヤ期を乗り超えるために必要な心得
まず、イヤイヤ期を乗り超えるのに心得て頂きたいことが2つあります。
それは、
①お子さんもお母さんも肯定する
②とにかく周りを頼る
この2つがとても重要になってきます。
①お子さんもお母さんも肯定する
イヤイヤ期というのは、はじめてお子さん自身が自我に気が付き、「こうしたい!」「あーしたいのに!」という意思表示をするいわば成長の証です。
とは言え、常に一緒にいる母親としてはしんどいものですよね。
「どうしてここまでイヤイヤするんだろう」
「毎日本当に勘弁してよ」
と思わず口に出してしまうこともあるかと思います。
でも、それでいいんです。
なぜかというと、お子さんもお母さんもお互い全力で成長してるからなんです。
お子さんは自分の意思を強く表してお母さんに分かってもらいたいという気持ちなのに対し、お母さんはそんなお子さんのそばで、イヤイヤを必死に受け止めながらお子さんと向き合う日々です。
どちらも本気でぶつかっている証拠なのでお子さんのこともお母さん自身のことも否定せず、今の気持ちを肯定してあげましょう。
②とにかく周りに頼る
お子さんのイヤイヤ期を乗り超えるのに一人で抱え込むのは良くありません。
むしろ、どんどん周りを頼りましょう。
周りと言っても、家族が頼れないご家庭もあるかと思いますが、家族以外にも自治体で相談することで助けてくれる機関を紹介してもらえたりします。
そういう機関があることをまず知り、どんどん頼って相談しましょう。
私も主人が忙しく、実家も頼れなかったので自治体に相談して様々な機関に頼って子育てをしてきました。
頼ることは悪いことではありません。
イヤイヤ期を乗り超えた子育て術5選!
イヤイヤ期を乗り超えるための心得を踏まえたところで、ここからは私が子供のイヤイヤ期を乗り越えるために行ってきた、子育て術3選を体験談を交えながらお伝えしていきます。
一旦冷静になってみる
子供が産まれると、その瞬間から責任がのしかかってきますよね。
特に母親は、この子を必死に守って育てなければならないという強い思いを抱き日々を過ごしていきます。
これは母性本能によるものなのですが、それゆえに必要以上にお母さんが自分を追い込んでしまうケースも多いです。
私自身もそうだったのですが、子供がなんでもイヤイヤするので、
愛情が足りないのではないだろうか?
母親としての関わり方が悪いのではないだろうか?
と思い悩んでしまったこともありました。
毎日イヤイヤしながら泣き叫ぶ我が子にどう対応したらいいのか分からなくなっていたんですね。
でも、ふと冷静になって考えてみたのです。
「毎日こんなに強く意思表示をしてくる子供に付き合えている事自体がすごいことだ!」
「普通に考えてこんなにイヤイヤされたら辛くなるのは当たり前だ」
また、子供に対しても
「強い意思表示ができるぐらいすくすく育ってくれているんだな」
そう思ったとたん、自分の中の気持ちがスーッと落ち着いていくのを感じました。
一旦冷静になって自分自身を客観的に見てみると、自分の頑張りに気づくことができますし、冷静に考えてイヤイヤ期がイレギュラーなことだということが分かります。
また、泣くだけしかできなかった我が子が意思表示ができるぐらい成長している事の喜びや安堵感にも気がつくことができました。
大丈夫です。あなたはよく頑張っていますよ。
気持ちが辛くなったらとにかく誰かに話す
イヤイヤ期のお子さんと2人の時間が長いと、どうしてもお母さん自身の心が辛くなってしまいます。
そういう時は絶対に溜め込まずに吐き出すように心がけましょう。
溜め込んでしまうと大したことじゃなくても落ち込んでしまったり、必要以上に自分を責めてしまったりします。
そうなってしまうと、その気持ちがお子さんに伝わり、今度はお子さん自身が不安になってしまうこともあります。
そうならないためにも、聞いてくれる人を探してとにかく話を聞いてもらうようにしましょう。
誰に話せばいいのか分からない場合は、自治体の子育て相談窓口が全国に必ずありますので、そのような機関に頼って話を聞いてもらうのも良い方法です。
私もよく自治体の子育て相談窓口に電話して聞いてもらっていました。
もちろん話をしたからと言って何か解決策を出してもらえる訳ではありませんが、話を聞いてもらうだけで、不思議と心が落ち着いてくるんです。
心が落ち着いてくれば、またお子さんと向き合うことができます。
予定はほぼ立てずに成り行きで決める
はじめての子育ての場合、朝昼晩きちんと決まった時間に食事や遊びをやらなければと思ってしまう方も多いと思います。
もちろんそれが理想ですし健康的ですが、イヤイヤ期の子供を時間でコントロールするのは至難の技です。
主婦業や仕事があるとどうしても、一日の予定をしっかり立てて崩れないよう決めた予定を遂行したくなってしまうのですが、そこをゆるめて、
なるべく成り行きで対応するようにしてみましょう。
そうすることで、子育てにおける様々な急なトラブルにもなんとか対応できますし、時間にも心にも余裕が生まれます。
疲れたら無理せず休む
これは本当に声を大にしてお伝えしたいぐらいなのですが、疲れたら無理せず休んでください。
「母親なのに…」と思ってしまうお母さんもおられますが、逆です。
母親だからこそ休める時に少しでも休んでいただきたいです。
可能であれば、お母さん自身もお子さんと一緒に眠ってもいいですし、一日ぐらいお外に出かけなくたっていいです。
食事も冷凍食品や離乳食のレトルトを使ったっていいんです。
私自身も、よく子育て中に限界を感じてしまうのですが、そういう時は無理せずほんの5分でも10分でも目を閉じたりソファで横になったりして回復させていますし、冷凍食品もレトルトにも頼っています。
また、疲れたら休むことは他にも実は良い効果があります。
それは、お子さんに優しくできるということ、お子さんにも限界があることを認めてあげれることです。
お母さん自身がご自分にストップをかけてあげれることは、ご自身を労り肯定することに繋がるのと同時に、お子さんを肯定できることや認めてあげれることにも繋がるんです。
お子さんは可能性が無限大ですが、まだまだ色んな面で限界があり、親の助けなしには生きていけませんよね。
それにはお子さんに優しくできることやお子さんの限界を認めてあげて助けてあげる必要があるんです。
「疲れたら無理せず休む」
そうしながら自分の首を絞めないよう、お子さんにもゆったりと接することができるように心がけましょう。
いかがでしたか?
イヤイヤ期を乗り超えるにはまずは心得として、
①お子さんもお母さんも肯定する
②とにかく周りを頼る
この2つを前提に置き、辛くなってきたりいっぱいいっぱいになってきたら一度立ち止まって、一旦冷静になってみたり、溜め込まず誰かに話を聞いてもらったり、無理をせず休むようにしてお母さんご自身の心と体を元気な状態で乗り超えて行くことがとても大切です。
お子さんのイヤイヤ期はその時は辛く険しい道のりではありますが、終わってみると親子で頑張ってきた大切な思い出となります。
ぜひ無理はせず、
お子さんと一緒に今しかないイヤイヤ期をポジティブに乗り超えていきましょう。