離乳食デビューを終え、気が付けばあっという間に中期!
離乳食も中期に入ったところだし、そろそろ量とか栄養も考えないと!
中期の例としては、7倍がゆを80g・きゃべつと豆腐のトロトロ煮40g、トマトとたまねぎ30gなど。
エネルギー源、たんぱく質源、ビタミン・ミネラル源の3つの栄養素をバランスよく取りいれてあげましょう♪
ただし、個人差もありますし、上記の量はあくまで一例です!
うちの子は、この量をペロッと食べる日もあれば、半分も食べずにギャン泣きしミルクを催促してくる日もあります(笑)
この記事では、世のママたちに「とりあえず」でいいので知っておいてほしい、離乳食の基本を紹介します。
迷ったら、不安になったら、確認する程度でも構いませんので役立ててみてくださいね。
離乳食中期の量はこのくらいが基本!
離乳食中期・生後8か月の娘のある日の献立です。
- 7倍がゆ 和風そぼろあんかけ(市販のもの) 80g
- きゃべつと豆腐のトロトロ煮(かつおだし) 40g
- トマトとたまねぎ(ただ茹でただけ) 30g
冒頭でもお伝えしたように、エネルギー源、たんぱく質源、ビタミン・ミネラル源をなんとかバランス良く揃えてみました。
エネルギー源となるおかゆ、80gって意外と多いと感じるのは私だけでしょうか?(笑)
おかずが味気ないものの時は、市販の粉末にお湯を注ぐだけで出来るあんかけが結構重宝します。
今回は【Pigeon 和風そぼろあんかけ】を使ってみました。
6袋入って200円ちょっとだし、鉄分もプラスされてるから良さそう!
中期になると食べる種類や量も増えてくるので、冷凍ストックや市販など便利なものはどんどん活用していきましょうね。
最近は市販のベビーフードも無添加で安全に作られているものがたくさんあるので、我が家も安心して使っていますよ♪
離乳食中期レシピ!栄養素ごとに3週間分を紹介
3週間のレシピを紹介!3つの栄養素ごとに、冷凍ストックでラクしよう。
毎日違うものをあげた方がいいのかしら…
SNSを見ていると美味しそうなレシピばかり出てきて、不安になってしまうママも少なくないはず。
でも、実際は凝ったものでなくて大丈夫ですよ!
先ほど紹介した3つの栄養素に分けてパターン化してしまえば、難しいことをする必要はありません。
それに、毎回同じものを出しても大丈夫。
赤ちゃんの好みはもちろんありますが、まだそこまで好き嫌いがハッキリつかないことも多いこの時期。
栄養のバランスと、成長に合わせた食材のやわらかさに注力しながらレシピを考えましょう。
この記事では3週間分のおすすめレシピを紹介しています。
少し量が足りないときは、市販のBFなどを追加して調整してくださいね。
また、冷凍ストックのものは基本的に「作成後1週間で使い切る」というのを忘れずに。
エネルギー源はおかゆストックと乾麺で簡単に!
750gのおかゆを週に1回作る×3週間、合間に乾麺やオートミールで楽ちん調理に。
食事の半分以上を占める、主食であるエネルギー源!
基本的には毎回おかゆで問題ありませんよ。
中期の初期であれば7倍がゆを50gほど⇒慣れたら80gにしましょう。
毎回おかゆは飽きない?
自分たちのご飯に置き換えて考えると分かりやすいのですが、毎日3食お米でよくても、ときには麺類なんかも食べたくなりますよね。
基本はおかゆで、合間に麺類やオートミールにすると飽きがこなくておすすめですよ。
- 月曜日1回目おかゆ 2回目おかゆ
- 火曜日1回目うどん 2回目おかゆ
- 水曜日1回目オートミール 2回目おかゆ
- 木曜日1回目おかゆ 2回目そうめん
- 金曜日1回目おかゆ 2回目おかゆ
- 土曜日1回目オートミール 2回目おかゆ
- 日曜日1回目そうめん 2回目おかゆ
★慣れたらパスタもありです。
おかゆは9回分を作って、
うどん・そうめん・パスタ・オートミールは、レンチンするだけ調理できるものが便利!
ベビー用の乾麺などであれば、塩分不使用で安心して使えますね♪
週に1回、おかゆ作りをして冷凍しましょう。※1週間で使い切り
また、既に炊いてあるご飯からおかゆを作る場合は、ご飯の3~4倍のお水で煮るといいですよ。
たんぱく質源もローテーションでたくさん摂ろう
離乳食中期で摂れるたんぱく質源でおすすめの食材はこんな感じです。
- 豆腐(はじめは絹から~慣れたら木綿へ)
- 高野豆腐(すって粉状にする)
- 鶏ささみ肉(缶のものはお湯に漬けて塩分を抜く)
- ひきわり納豆(はじめは加熱する~後期に近づいたらそのままでもOK)
- ツナ缶(お湯に漬けて塩分を抜く)
- カッテージチーズ(冷凍は不向きなので使用するときだけ)
- ヨーグルト(プレーンのもの)
このたんぱく質源となる食材のなかから、1週間分のストックを作ります。
全部使うのは大変なので、各週ごと2種類程度の食材を使う感覚でOK!
【1週目】たんぱく質源の作り置きレシピ2種
1週目で使うたんぱく質源の食材は「豆腐、鶏ささみ肉、カッテージチーズ」です。
レシピに合わせて下記の食材を用意しましょう。
以下2種類を作りましょう!
1つめは『きゃべつと豆腐のトロトロ煮』です。
★使用する材料… 絹豆腐、カッテージチーズ、きゃべつ、水溶き片栗粉
- 手順1きゃべつを一口サイズに切り、やわらかくなるまで煮る
水の量は少なめで、蒸すように煮る
- 手順2手順1の鍋に絹豆腐をいれて一口サイズにくずし、火が通るまで煮る
- 手順3全体的にトロッとしたら完成 お好みで水溶き片栗粉でさらにとろみをつける
そのまま食べたり、日によってカッテージチーズで味変して楽しんだりするのがおすすめですよ♪
カッテージチーズは冷凍保存できないので、食べるときに添えるようにしましょう。
2つめは『ベビー向け鶏肉じゃが』です。
★使用する食材… 鶏ささみ肉、じゃがいも、にんじん、醤油、だし汁(なくてもOK)
- 手順1じゃがいもとにんじんを、やわらかくなるまで茹でる
レンチンでもOK!にんじんは一口サイズに切りましょう
- 手順2鶏ささみ肉はそのまま茹で、茹であがったら細かくきざむ
缶のものを使用する場合は、お湯に浸して塩抜きする
- 手順3鍋にだし汁もしくは水をいれ、手順1と2の具材をいれて混ぜるように煮る
- 手順4最後に醤油を数滴いれる
塩分が心配なときは無理していれなくてOK!
和食の基本、肉じゃがのベビー版です♪
鶏ささみ肉を使用するのでたんぱく質源のカテゴリーにいれましたが、たくさんあげるならお野菜もこれでまかなえちゃいます。
面倒くさいときはこれとおかゆで十分!助かる~!
【2週目】たんぱく質源の作り置きレシピ2種
2週目で使うたんぱく質源の食材は「高野豆腐、ひきわり納豆」です。
レシピに合わせて下記の食材を用意しましょう。
以下2種類を作りましょう!
1つめは『高野豆腐とさつまいものうま煮』です。
★使用する材料… 高野豆腐、さつまいも
- 手順1皮をむいたさつまいもを輪切りにし、かぶるぐらいの水で煮る
★この時使用した水は後ほど使うので、捨てないように
★水は300ml以上になるように - 手順2高野豆腐をすり、粉状にする
- 手順3さつまいもが茹であがったらフォークなどで潰す
- 手順4鍋に高野豆腐とさつまいもをいれ、先ほどのゆで汁250mlを使って1分程度煮る
ゆで汁の量は目安なので、好みの硬さに合わせて増減しましょう
さつまいもの自然な甘さとトロみで、高野豆腐のザラザラ感をなくし食べやすくします。
栄養満点な高野豆腐は、乾燥したままなら長期保存もできて便利なので常備しておきたい食品のひとつ。
2つめは『納豆大根小松菜あえ』です。
★使用する材料… ひきわり納豆、大根もしくはかぶ、小松菜
- 手順1野菜を切ってやわらかくなるまで煮る
★大根もしくはかぶは5mm~1cm角
★小松菜は3mm~5mm程度 - 手順2冷めたらひきわり納豆と混ぜる
お好みでかつお節をまぶしてもOK
ひきわり納豆のコクに青菜のアクセントが効いた、食感も楽しいあえ物です。
おかゆに混ぜて1品にしても良さそう!
【3週目】たんぱく質源の作り置きレシピ2種
3週目で使うたんぱく質源の食材は「ツナ缶、プレーンヨーグルト」です。
レシピに合わせて下記の食材を用意しましょう。
以下2種類を作りましょう!
1つめは『ツナ缶と玉ねぎのバター風味煮』です。
★使用する材料… ツナ缶、玉ねぎ、だし汁、無塩バター
- 手順1ツナを熱湯にさらし油分と塩分を取り除く
はじめから、塩分不使用のものを使用してもOK
- 手順2玉ねぎを細切りにし、バターで炒める
色が透き通るぐらいまで
- 手順3ツナと炒めた玉ねぎを軽くすりつぶす
- 手順4だし汁にいれて弱火で煮る
だしの香りとバターのコクが風味豊かな一品です♪
ツナのパサパサ感を玉ねぎのとろみでカバーします。
2つめは『トマトときゅうりのヨーグルトあえ』です。
★使用する材料… プレーンヨーグルト、トマト、きゅうり
- 手順1トマトは粗みじん切りに
種と皮は取り除く
- 手順2きゅうりはすりおろす
皮はむく
- 手順3トマトとヨーグルトを混ぜ合わせる
- 手順4きゅうりをのせて、混ぜながら食べさせる
トマトの酸味やきゅうりの青臭さも、ヨーグルトをつかえば食べやすいです。
トマトの果肉感を少し残してあげると、食感が面白くおすすめ♪
ビタミンやミネラル源は他の栄養と一緒に摂って一石二鳥
離乳食中期になると、一般的な野菜はだいぶ食べられるようになってきます。
新鮮で手に入りやすい野菜をはじめとした食材を選んでみました。
- にんじん
- 小松菜
- なす
- グリーンアスパラガス
- じゃがいも
- しめじ
- 里芋
- りんご
- ひきわり納豆(はじめは加熱する~後期に近づいたらそのままでもOK)
このビタミン・ミネラル源となる食材のなかから、1週間分のストックを作ります。
タンパク質源同様、一度に全部使うのは大変なので各週ごとにわけて使いましょう。
【1週目】ビタミン・ミネラル源の作り置きレシピ2種
1週目で使うビタミン・ミネラル源の食材は「にんじん、ひきわり納豆、小松菜」です。
レシピに合わせて下記の食材を用意しましょう。
以下2種類を作りましょう!
1つめは『トロトロにんじん納豆』です。
★使用する材料… にんじん、ひきわり納豆
- 手順1にんじんの皮をむきやわらかくなるまでゆでる
★小さく切ってからゆでることで時短になる
★だし汁でゆでても美味しい - 手順2手順1のにんじんをすりつぶす
- 手順3ひきわり納豆を電子レンジで20秒ほどあたためる
混ぜなくてOK
- 手順4にんじんと納豆を混ぜ合わせとろみがでたら完成
納豆は栄養価が高いので、積極的に摂りたい食材です。
粒の小さいひきわり納豆を使用することで食べやすくなりますよ♪
2つめは『おだし香る小松菜の豆乳スープ』です。
★使用する材料… 小松菜、豆乳、だし汁
- 手順1小松菜の葉をやわらかくなるまでゆで、細かくきざむ
- 手順2だし汁をいれた鍋に小松菜をいれ、小松菜がかぶる程度の水を足して煮る
- 手順3手順2の鍋に豆乳をいれ、もうひと煮たちさせたら完成
弱火1分程度でOK
小松菜の葉はやわらかくアクも少ないので離乳食向きです。
コンソメを追加したら大人も美味しく食べられそう♪
【2週目】ビタミン・ミネラル源の作り置きレシピ2種
2週目で使うビタミン・ミネラル源の食材は「にんじん、ひきわり納豆、小松菜」です。
レシピに合わせて下記の食材を用意しましょう。
以下2種類を作りましょう!
1つめは『なすとしらすのうま煮』です。
★使用する材料… なす、しらす
- 手順1しらすは熱湯にさらし塩分を抜く
- 手順2なすの皮をむきサイコロ状に切ってレンジで40秒ほど加熱する
すぐに調理するためアク抜きは不要
- 手順3しらすとなすを混ぜ合わせたら軽くつぶして完成
しらすの独特な食感をなすのとろみで食べやすく♪
しらすは塩分が高いので、熱湯にさらして塩分を抜くことを忘れずに!
2つめは『アスパラガスいりヨーグルトポテトサラダ』です。
★使用する材料… アスパラガス、じゃがいも、プレーンヨーグルト
- 手順1アスパラガスとじゃがいもは皮をむきやわらかくゆでる
- 手順2ゆであがったらアスパラガスはみじん切り、じゃがいもはつぶす
- 手順3手順2とプレーンヨーグルトを混ぜ合わせて完成
粗熱をとってから混ぜる
くちどけのいいヨーグルトを使って食べやすく♪
これ1品でエネルギー源、たんぱく質源、ビタミン・ミネラル源をいっきに摂れてしまう万能レシピです。
【3週目】ビタミン・ミネラル源の作り置きレシピ2種
3週目で使うビタミン・ミネラル源の食材は「しめじ、里芋、りんご」です。
レシピに合わせて下記の食材を用意しましょう。
以下2種類を作りましょう!
1つめは『しめじと里芋のうま煮』です。
★使用する材料… しめじ、里芋
- 手順1里芋は皮をむき1cmぐらいの輪切りにして煮る
里芋がかぶるくらいの水で、弱火でコトコト煮る
- 手順2しめじを細かくきざむ
- 手順3手順1に手順2を加えて2分ほど煮たら完成
里芋はフォークなどでつぶす
こっくりした山の恵みが美味しい1品ですね♪
里芋のトロトロ感は、うちの子も大好き!
2つめは『ささみりんごサラダ』です。
★使用する材料… りんご、鶏ささみ肉
- 手順1りんごは皮をむいて薄切りにし、やわらかくなるまでゆでる
- 手順2手順1に鶏ささみ肉もいれて火を通す
- 手順3手順2をざるにあげ水気をきり、りんごをすりつぶす
鶏ささみ肉は細かくほぐす
りんごの優しい甘みで食べやすいサラダの完成です。
りんごを鶏ささみ肉につけながらでも、全部を混ぜてあげてもOK。
まとめ
- 離乳食中期の1回の食事で必要となる【エネルギー源】の量は、おかゆなら80g、うどんなら40~50g
- 離乳食中期の1回の食事で必要となる【たんぱく質源】の量は、鶏ささみ・白身魚なら10~15g、豆腐なら30~40g
- 離乳食中期の1回の食事で必要となる【ビタミン・ミネラル源】の量は、野菜と果物 すべて合わせて20~30g
- 難しく考えずに、3つの栄養素に分けてパターン化してしまうと楽
- 食べる種類や量も増えてくるので、冷凍ストックや市販の物など便利なものはどんどん活用していこう
だんだんと離乳食に慣れてくると、あれもこれもとたくさんの食材に手を出しがちです。
しかし、大切なのは必要な栄養素を与えること!
ママが極論無理なく続けられるレシピや方法で、我が子の食育を進めていきましょう。