子供の好奇心を刺激し、ネガティブ思考からポジティブ思考に!

コラム

息子と一緒にDIYを通じて、子供の好奇心を引き出し、ポジティブな思考を育む方法についてご紹介します。

 

DIYを始めるきっかけ

私は4歳の息子を過保護に育ててしまったせいか、優しく好奇心はありましたが、

わがまま
面倒なこと、苦手な物には挑戦しない

ネガティブに感じる息子でした。

このままではいけないと思い、
自分の父を参考に一緒にDIYをしてみようと考えました。

私の父は大工で私が子供の時に欲しいものを伝えると、買うではなく、作るから発想する変わった父でした。

兄と私で2段ベットが欲しいと伝えると、
「材料は用意するから作ってみろ」
と、当時小学6年生の兄と3年生だった私には無理難題を押し付けてくる父でした。

結果は作ったものの、大きすぎて家に入らないという今では笑える結果でしたが、
ちゃんと計画すること、出来上がった時の達成感は今でも覚えています。

 

DIYに興味を持ってもらうために

父とは少し違いますが、「一緒に考えて作る」という経験を息子には体験してもらおうと思いました。

まず、いきなり誘っても何が何だか分からない息子からしたら、

つまらない
熱い
めんどくさい

とネガティブな感想しか出てこないだろうと思いました。

私自身が庭でDIYをし、「好奇心を煽りながら様々な工具を見せ、カッコよさを伝える」

これは私の持論ですが、男の子で初めての工具、機械を見て、興奮しない子はいないと思い、かっこいい工具を紹介して見せるところから始めました。

すると、

「これは何をする機械?どうやって動かすの?」

と、まるで新しいおもちゃのように興味を持ってくれたんです。

 

作れるものを一緒に考える

息子にどんなものを作りたいのか聞くと、戦隊もののおもちゃやゲームなどDIYの域を超えた物を提案されたので、私は息子に「秘密基地を作ろう」と、子供の好奇心を煽る提案しました。

すると息子はキラキラした目をしながら、どんな基地にするか考え始めました。

ここで重要で大事なことが、

「子供自身に考えさせる」ということ。

親の意見を言いすぎるとやらされてる感が出て、子供の興味が薄れ、楽しめなくなってしまうからです。

よりポジティブに考えてもらおうと思った私は、息子がどんな秘密基地を考えているのか教えてもらう為に、画用紙を渡し絵を書いてもらいました。

いろいろ落書きをしていく中で机や椅子、おもちゃ箱、ベッドなどDIYで作れそうなものがたくさん出てきました。

とりあえず、秘密基地に設置する息子用の机から作っていくことになり、材料の買い出しに行くことになりました。

 

好奇心を養う買い出し

材料を買う最中で、息子はいろんな工具や材料を手にし、

「これで作ったらどんな秘密基地ができるかなぁ」

と頭の中で秘密基地をイメージしていました。

材料や工具に触れているだけで、

「あーしたい!こーしたい!」

と想像がどんどん膨らみ、ワクワクが滲み出ていました。

私は仕事柄、工具一式揃っていたので、
息子用の小さいハンマー手袋保護メガネおもちゃの工具セットを買い、材料については、失敗も承知の上で余分に買いました。

 

材料と装備が揃ったので、いざ作業開始!

おもちゃの工具セット、保護メガネ、手袋を付けただけで、息子は意欲にあふれ、今にでも作業をしたいとノリノリでした。

 

失敗することとチャレンジすること

基本的なDIYの作業項目は大きく分けて3つあり、

1、切る
2、穴をあける
3、固定する

内容によっては刃物を使う危険な作業もあるので、息子と一緒に手取り足取りしながら、
息子中心に作業してもらいました。

切る作業に関しては、ノコギリでまっすぐ切るのは職人でもかなり難しい作業なので、
カットはホームセンターで切ってもらい、穴あけ作業を息子と始めました。

まっすぐ直角に穴をあけないと、机が傾いてしまうので、何回も失敗し、穴だらけになってしまい、息子は少し落ち込み始めていました。

 

そこで叱るのではなく、たくさん褒めてあげるのがポイントです。

「今の穴良かったね!今の感じでもう一回やってみよう!」

と声をかけながら作業していると、集中して何度も何度も穴を開け、見事キレイな穴を開けてくれました。

息子は一つやり遂げた事に大喜びでした。

 

次に綺麗な穴の開いた材料をインパクトドライバーでビス止めしていきます。

穴開けを入念にしたおかげで、綺麗に固定も終わり完成すると、

「できたー!かんせーい!!」

と大きな声で喜んでいました。

 

完成した達成感+自信を持つこと

完成した机を見て、息子は達成感と自信が溢れ、妻や友達、近所の人に、

自分が何をしたのか
こうやって作った

など、半分自慢のような感想を嬉しそうに伝えていました。

近所の人は、「こんなに話す子だったかしら」と驚いていました。

確かに、息子は人見知りであまり話すタイプではなかったのですが、その時は感情が溢れ、止まらなくなっていました

達成感に満ち溢れていたんだと思います。

苦手
めんどくさい
人見知り

などの克服のために、

褒めること、なにか達成感のある事を体験してもらうのは、家族の絆が深まる瞬間でもあり、息子の性格等にも多大な影響があったと思います。

 

次なる計画

机が完成した今、その机で息子は次の計画を考えています。

どんなもので、何を作るのか?

今までなら机を買い与えても座るのはその日だけ、次の日には物置になっていました。

しかし、息子は自分で初めて作ったものをとても大事にしてくれています。

最近では毎週休日になると、なにを作るか相談までしてくるようになったのです。

今までの息子ならば、そんな言動が考え付かないほどだったと思います。

子供にとって新しいものを作るという事が、

好奇心
発想力
積極性

などを養う大事なことなんだと私自身も教えられました。

 

おわりに

今回、私は息子のネガティブ思考を改善するためにDIYをしました。

「子供に考えてもらい、失敗をしながら何かを達成し、その達成したものが残るもの」

であれば、簡単な家具の組み立てや今ある家具の塗装でもよかったかもしれません。

一緒に作業をする事
励ましたり褒めたりする事
失敗しても諦めさせない事

この3つが息子の好奇心を刺激し、ポジティブ思考にさせたんだと今回気づきました。

 

今では、秘密基地と平行して、
ママがキッチンで楽できる棚なんかを構想しています。

4歳ながら、すごい発想力だなと思います。

私自身、今回のDIYは大成功だと感じました。

 

この記事を見て、子育ての参考になれば幸いです。

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